巻き肩

こんなお悩みはありませんか?
首や肩が凝りやすい
呼吸が浅く、寝ても疲れが取れにくい
首や肩からくる頭痛がある
背中が丸まってしまい、猫背が気になる
慢性的な腰痛がある
巻き肩について知っておくべきこと
筋肉が巻き肩の状態で緊張すると、肩が丸まり肺を圧迫してしまい、呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなることで自律神経が乱れ、寝てもなかなか疲れが取れなかったり、日常生活の中で些細なことでイライラしやすくなったり、精神的に落ち込みやすくなることがあります。
また、巻き肩は首や肩、さらに背中に負担がかかりやすくなるため、首や肩の筋肉が硬くなり、頭部への血流が悪くなることで、頭痛や眼精疲労を引き起こすことがあります。そのため、症状が悪化する前に対処することが大切です。
症状の現れ方は?
巻き肩の症状としては、頭の後ろから肩甲骨までつながっている僧帽筋や肩甲挙筋が弱く硬くなることで、肩甲骨の動きが制限されます。すると、肩こりや頭痛、背部の痛みを引き起こすだけでなく、次第に背中が丸くなり、猫背へと進行していきます。
さらに、首こりにもつながることで、頭部への血流が減少し、頭痛の症状が現れることがあります。巻き肩の状態が長期間続くと、鎖骨や第一肋骨といった肩まわりだけでなく、胸につながる骨や関節の可動域も狭くなってしまいます。
第一肋骨と鎖骨の下には、腕へとつながる動脈や神経が通っており、そこが圧迫されることによって、手にしびれや痛みといった症状が起こることもあります。
その他の原因は?
巻き肩は、姿勢の悪さが主な原因とされています。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、顔を画面に近づける姿勢が続くと、前かがみの状態になります。その結果、大胸筋や三角筋などの筋肉が収縮し、肩甲骨が前方に引き出されることで巻き肩の状態になります。
また、胸部の筋肉が過剰に発達している一方で、肩甲骨周辺の背中の筋肉が弱い場合、肩甲骨がさらに前方に引き出されやすくなります。このように、上半身の筋肉のバランスが崩れることも、巻き肩の一因です。肩甲骨の位置が前方に移動することで背中の筋肉が引っ張られ、肩こりなどの症状が現れることがあります。
そのほか、横向きで寝ることが多い場合も、巻き肩につながりやすいとされています。
巻き肩を放置するとどうなる?
巻き肩を放置してしまうと、猫背や巻き肩の状態が肩や首の筋肉に負担をかけ、血行不良を引き起こし、慢性的な首こりや肩こりの症状につながります。
また、巻き肩や猫背になることで胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなってしまいます。呼吸が浅くなると、血液中の酸素が減少し、体が酸素不足の状態になってしまいます。そのため、寝ても疲れが取れにくくなったり、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったり、集中力が続きにくくなることがあります。
さらに、自律神経が乱れることで、些細なことに対してイライラしやすくなったり、精神的に落ち込みやすくなる可能性もあります。
当院の施術方法について
当院では、巻き肩の方に対して、全身矯正や肩甲骨はがし、猫背ストレッチの施術を行っております。
全身矯正では、骨格の歪みを整えることで関節の動きを調整し、肩甲骨を本来の位置に戻して、良い姿勢づくりをサポートいたします。
肩甲骨はがしでは、肩甲骨周辺の菱形筋や小円筋、肩甲挙筋などの筋肉を緩めることで、肩甲骨を本来の位置に戻し、肩甲骨の可動性を高めることが期待できます。
猫背ストレッチでは、前かがみの姿勢で硬くなっている胸部の筋肉を伸ばし、胸を開くことで、正しい姿勢を保ちやすい状態へ導きます。
当院では、このような方法で巻き肩に対する施術を行っております。
軽減していく上でのポイント
巻き肩の状態を軽減していくためには、当院の施術を継続的に受けていただき、正しい姿勢や身体の状態を少しずつ身体に覚えさせていくことが大切です。ただし、一度の施術で大きな変化がすぐに現れるわけではありません。施術の効果は、一般的に1〜3日程度とされており、定期的にお身体の状態をチェックしながら経過を観察していく必要があります。
また、日常生活の中で特に巻き肩の原因となりやすいデスクワークをされている方は、ご自身でも肩甲骨まわりのストレッチを行うなど、セルフケアに取り組んでいただくことが重要です。
定期的に施術を受けてお身体の状態を確認することと、日頃のセルフケアを並行して行っていただくことが、巻き肩の状態を軽減していく上で非常に大切なポイントとなります。