悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

母趾が変形することによって靴擦れが起こりやすくなり、母趾の付け根に痛みが生じます。

足の指をうまく使えていないため、アーチが崩れやすくなり、足が疲れやすくなることがあります。

足の痛みをかばう歩き方をするため、他の部位にも支障が出る場合があります。

外反母趾が悪化すると、痺れが生じたり、靴が履きづらくなり、日常生活に支障をきたすことがあります。

さらに、保存療法ではなく手術を選択せざるを得ない状況になることもあります。

外反母趾で知っておくべきこと

外反母趾イメージ2

外反母趾は、初期の段階で施術を開始すれば、保存療法のみで快適に生活できることが期待できますが、放置すると変形が進行し、手術が必要になることがあります。痛みに耐えながら過ごしている方も多く、手術の術式は150種類以上あると言われています。

悪化させないためには、普段使わない足指を意識して動かし、積極的にたくさん歩くことが重要です。

また、ヒールを履くと外反母趾になりやすく、悪化することもあるため、歩きやすい運動靴を選ぶことが推奨されます。歩く際は、かかとからまっすぐに地面に着地し、足指を使って足首がぶれないように安定させることを意識しましょう。

症状の現れ方は?

症状の現れ方として、最初は母趾の付け根が「く」の字に曲がってしまうことで、痛みや腫れが出てきます。また、「く」の字に曲がることで靴擦れが頻繁に起こることもあります。さらに、偏平足を併発していることが多く、足の裏が疲れやすくなったり、むくみやすくなったりします。

悪化してしまうと、痺れが表れたり、足の指だけでなく足全体をかばった歩き方になるため、全身の体の歪みにつながり、腰痛など全身の症状を引き起こす可能性もあります。

初期段階では変形が小さく、痛みを伴うことも少ないため、母趾の靴擦れが増えたり、痛みを感じるようになった場合は、悪化する前に対処することが重要です。

その他の原因は?

外反母趾イメージ4

外反母趾が起こる原因は、大きく分けて2つに分類されます。

1つ目は「外的要因」で、足に合わない靴が原因となります。特に女性に多い理由として、ハイヒールを履くことが挙げられます。

ハイヒールを履くと足底にかかる体重はつま先に集中し、4cmヒールでは約1.5倍、9cmヒールでは約3倍の圧力がかかるとされています。その結果、足は横に広がり、開帳足になりやすくなります。さらにハイヒールの先端が細いため、母趾が付け根で「く」の字に曲がり、外反変形を引き起こします。

2つ目は「内的要因」で、発生頻度を男女別で調べると1:9と圧倒的に女性に多いことがわかります。これは、女性の方が男性よりも関節が柔らかく、筋力が弱いことが影響している可能性があり、女性であることが内的要因の1つとも言われています。

外反母趾を放置するとどうなる?

外反母趾イメージ5

外反母趾を放置してしまうと、指の外反が進行し、ひどい場合には第1指の母趾が第2指や第3指の下に潜り込むような形になってしまうことがあります。これが進行すると、第2指や第3指が背屈し、第1指が脱臼することもあります。

さらに、母趾が「く」の字に曲がることで、体重の負荷が爪の側面にかかり、第1指の爪は次第に巻き爪になり、接地面積が狭くなります。そのため、身体を支えるバランスが崩れ、足や腰にかかる負担が増加してしまいます。結果として、足や腰の状態が悪化する可能性が高まります。

また、足は全身に影響を及ぼすため、他の部位に症状が表れる場合もあります。

当院の施術方法について

外反母趾イメージ6

外反母趾に効果が期待できる当院の施術方法をご紹介します。

【足の極み】
足の極みという施術メニューでは、固まっている筋肉を緩めることを目的としています。

足の血流が悪くなっているため、ふくらはぎから全体の筋肉を緩めていき、血流の流れを促進していきます。指を一本ずつ牽引して伸ばし、特にヒールによって内側に固まってしまっている母趾と小趾を、正しい方向に戻していきます。

外反母趾は、アーチが崩れて偏平足になることで生じるため、足の極みの施術でアーチを整えることを目指します。

【テーピング】
さらに、外反方向に曲がってしまっている指をテーピングで内反方向に引っ張り、固定します。この施術は一度で効果を発揮するものではありませんが、継続することで外反母趾の軽減が期待できます。

改善していく上でのポイント

外反母趾イメージ7

偏平足の原因であるアーチが崩れてしまう大きな要因として、足趾がうまく使えていないことや、アキレス腱が固まってしまっていることが多く挙げられます。「足の極み」の施術メニューに加えて、自宅でできるセルフケアを行うことでさらに効果が期待できます。

例えば、フェイスタオルを使ったタオルギャザーを自宅で行うことで、足裏の筋肉を刺激し、足の指がうまく機能するように鍛えることができます。

また、湯船の中で下腿をマッサージして血流を促進するなど、ご自宅でのケアも行うことで「足の極み」の効果を高めることができます。

さらに、靴擦れなどによって日常生活で歩くのがつらくなってしまった場合、自分に合ったインソールを使用することで症状の緩和につながります。