変形性股関節症｜池下エキナカ接骨院

変形性股関節症は股関節の軟骨がすり減ることで、股関節を構成する骨や関節に負担が掛かり、疾患が起こる状態です。
これは機械の中の特定の歯車に負担がかかり、その歯車が割れていくようなイメージです。

当院では、単に特定の部位（歯車）だけを見るのではなく、全体を見て負担を取り除く施術を行っています。

この症状は、筋肉が硬くなり動きづらくなることで股関節への負担が増える場合や、筋力が減少し体を支える力が弱まり、股関節に負担がかかる場合などがあります。
また、身体のバランスが崩れることで片側の股関節に負担が偏ってかかってしまうこともあります。

そのため、身体全体の動きや痛みを考慮し、施術していく必要があると考えています。

変形性股関節症は放っておいても自然に良くなることはありません。
何かしらの活動をする限り、股関節には負担がかかり、関節の変形が進行してしまいます。

特に高齢の方の場合は、運動や活動を減らすと急激な筋力低下や鬱っぽくなることがあり、寝たきりになる可能性が高くなります。そのため、施術を行いながら活動を維持することが大切です。

施術をせずに股関節の負担が強いままだと、寝ていても常に痛みが出たり、少し動いただけでも痛みが出てしまい、車椅子での生活が必要になったり、最悪の場合は人工関節にする必要が出てしまいます。

特に変形性股関節症は介護の必要になる原因の一つと言われており、自立した生活を送るためには施術が必要です。

変形性股関節症の施術や軽減方法として、主に以下のアプローチがあります。

まず、筋肉の質を向上させ、体のバランスを改善していくことが大切です。
筋肉が硬くなったり、筋力が不足していると、動くたびに股関節に大きな負荷がかかり、股関節の痛みが急速に増してしまう可能性があります。

また、体幹の弱さや血流の流れの悪さも負担を増加させます。

身体のバランスが崩れると、歩くときの負担などがすべて股関節にかかることになり、常に股関節に負担がかかるようになってしまいます。
そのため、身体のバランスを正常な状態に戻し、股関節への負担を減らす施術がおすすめです。

筋肉の硬さや筋力の不足などを改善して、股関節をスムーズに動かせるようにすることで、痛みの軽減が期待できます。
イメージとしては、負担がかかっている歯車を単純に修理するのではなく、他の歯車との調節をして油を差し、歯車の負荷を減らしていくようなイメージです。

当院の変形性股関節症に効果的なメニューとしては、まず第一に挙げられるのは骨格矯正です。

骨格矯正は体のバランスを整える施術であり、動いたときに股関節への負担を軽減させる効果が期待できます。

その他にも筋肉の質を高めるためのストレッチ施術や筋力をつけるためのトレーニングがあります。

ストレッチにより股関節や足の筋肉の硬さをほぐし、股関節と下肢の筋肉の動きやすさを向上させます。

また、体幹などの筋力が低下していると体全体が不安定になり、股関節を支えるための筋肉に余分な負担がかかります。そのため、電気施術を用いて体幹の筋肉を刺激し、筋力を付けていく施術も行います。

これらの施術を行うことで、変形性股関節症による症状を軽減し、日常生活での負担を減らすことが期待されます。

変形性股関節症の軽減によって最も感じることは、動きやすさです。
この疾患は痛みとともに動きづらさを引き起こすため、その動きづらさが軽減されると痛みの軽減なども期待できます。

股関節は立つ、屈む、歩く、走るなど、人の日常の動作に重要な役割を果たしています。

変形性股関節症の軽減により、生活のあらゆる動きが改善し、QOL（クオリティ・オブ・ライフ）が向上します。健康的な生活を送ることができ、外出や活動に参加しやすくなるでしょう。

痛みやつらさが改善されるまで、毎日通院されることをおすすめしています。
変形性股関節症は体の状態によって常に股関節に負担がかかり、痛みが出てしまう状態です。何もせずに放置すると、症状はどんどん重くなり、より負担がかかるようになります。
初期の段階では症状が強いため、毎日通院していただき、施術の効果が負担を上回るようにしていく必要があります。

症状が落ち着いて動きやすくなってきたら、ペースを落として週2回などのペースで通院し、体全体のバランスを改善していくことをおすすめします。